おぺんぺん大学

ざーさんによる本の雑記たちとたまに創作

2020-01-01から1年間の記事一覧

さあかす(167枚)

アンケート あ、浮きだしてしまった、と木村蛙(きむらがえる)は云った。 ずいぶんと、人の云うがままになるのはやめていたから、浮きだしてしまった。木村蛙はうなった。事実、あの夏から彼はぼくのようないわゆる一般人の歩く高さを歩けない。 ときどき、…

公開できる範囲の日記(2020 9.1〜9.8)

9.1 夜中を通してうまく眠れず。朝起きて昨日の夕食になるはずだったおかずを探すが見当たらず、米とあさげのインスタントを摂る。「響きと怒り」を読み終える。昼食を食べたあと、父方の祖父が父親に預けたものを取りにうちに来る。祖父の話では父親が私に…

公開できる範囲の日記(2020 8.22〜8/31)

8/22 集中講義の最終課題の規模不明のためにあらかじめバイトを休みにしていたが、前日のうちに済んでしまっていたのでただの休みになってしまった。坂口安吾「木枯の酒倉から」を読む。酔っ払いの独白のパートが一読してあまりにつかみかねる。全集一作目で…

公開できる範囲の日記(2020 8.8〜21)

8/8 バイト。行き帰りの電車でネルヴァル「火の娘たち」を読む。昼飯に行こうとしていたマックが臨時休業していた。薬を飲むことをすっぽかす。どこも寄らずに帰る。夕飯は餃子。風呂に入り「アンチ・オイディプス」下巻に入る。なるべく早めに眠りたい。緊…

増殖するパラレルと失われた時を取り戻せ ー町屋良平「1R1分34秒」

(スマホのメモ欄漁ってたらだいぶ前に書いたものが出てきました。どこにも載せてないのでここに貼っておきます。あくまでわたしの所感です。たしか) 「試合の記憶とビデオの自分の動きとの符号と差異、ありえたかもしれないKO勝ち、ありえたかもしれない…

公開できる範囲の日記(2020 7.31〜8.7)

7/31「アンチ・オイディプス」第三章第四節を読み終える。大江健三郎の「ピンチランナー調書」を読む。ミシェルレリスの「獣道」のいくつかを読む。昼、炒飯を食べながらずっと楽しみにしていた、NHK BSでやってたのを録画した「溺れるナイフ」を見ようとす…

おぺんぺん大学 学長挨拶

学長なんていないからかわりに私がつらつら文章を並べてその場を乗り切ろうと思うんだが、なんだ貴様、ふざけてるのか、と笑ってラリってるグラサンのおっちゃんが肩を叩いてきそうだが、ヘイヘイ、日本のサンディエゴに股を挟んでバナナロケットの勢いで跨…