おぺんぺん大学

ざーさんによる本の雑記たちとたまに創作

公開できる範囲の日記(2020 7.31〜8.7)


7/31
「アンチ・オイディプス」第三章第四節を読み終える。大江健三郎の「ピンチランナー調書」を読む。ミシェルレリスの「獣道」のいくつかを読む。昼、炒飯を食べながらずっと楽しみにしていた、NHK BSでやってたのを録画した「溺れるナイフ」を見ようとするが、機械の故障か冒頭30分しか見れず憤慨。「失われた時を求めて」の第一編第二部「スワンの恋」を読み始める。夕飯のとき、テレ朝のBSでプロレスを見る。コロナで無観客試合を強いられる中、選手の怒号に虚しさを覚える。悪役レスラーが執拗に対戦相手の髪を切りたがり、会場のいたるところにハサミを仕込んでいたのは、今のプロレスってそうなのかと驚いたが、最終的に対戦相手にエレベーターに打ち込まれてカウント成立して試合が終わったときは最早リングなんて枠は存在しないことがわかった。(なにを言ってるかわからないかもしれない)この日、ニュースでコロナワクチンを6000万人分を米国の企業から政府が手配しているという内容のニュースを見た。安全性云々で意見が飛び交うのも見た。

 

8/1
朝から夕方までアルバイト。通勤の電車で古川日出男「13」を読み進める。思ったよりうまく進まない。昼に古井由吉「雨の裾」を買う。出版社が品切れになっているらしい(あくまでらしい、だから)。夕飯が家に帰ってもない日なので松屋で牛丼をテイクアウトし、YouTubeに上がってる吉増剛造の制作動画を見ながら食べる。

 

8/2
朝から夕方までアルバイト。昼にマック。帰りに中古レコード屋レッド・ツェッペリンの「Ⅳ」のアナログを買う。中学の頃お年玉でフランク・ミラーのグラフィック・ノベル(アメコミっていうんだろうけど、これはもっと重い。中学生が理解できるとは思えない)の「ダークナイト・リターンズ」で見知った「天国への階段」がようやく聴ける音源を手に入れたことになる。逆再生する勇気はもちろんない。酒を飲む。

 

8/3
酒のせいで目覚めが悪い。読みかけの本を開いては水曜締め切りのサークルの原稿の文字起こしをする。とても間に合うとは思えない。吉増剛造の葉書動画を見る。Amazonで比較的破格中古のディラン・トマスの全集の端本を買う。昼にざるそば。17時から21時までアルバイト。今月から三連勤にした。咳をする親子、マスクをしない中年、うーん。帰りに電車に乗る前に金曜に母親がくれたアルコール液を鞄の中にぶちまけてイヤフォンが水没する。コカコーラを買って帰り、ラムと割って飲む。寝る前にディラン・トマス大江健三郎の好きなブレイクやイエイツについて調べる。英国の詩なんて読んだことがない。そろそろ卒論に戻らないといけない。

 

8/4
古川日出男「13」を読み終える。昼飯を食べながら録画した100分de名著「モモ」を見る。番組の趣旨と「モモ」の論点が真っ向から対立していて鼻で笑った。昼飯を食べてから大江の「ピンチランナー調書」を読み終える。入れ替わりをガジェットにしたスピリチュアルというか宇宙人(これは司修の表紙絵に釣られている節もある)というか、SFチックな話かと思ったが、想像以上に政治的な話だった。レッド・ツェッペリンを聴く。やっぱり「天国への階段」は最高。夜にサークル原稿の文字起こしを終える。胸が締め付けられる気持ちだ。

 

8/5
具合が悪いので小さい頃から罹っている病院へ行き、喉の薬をもらう。脱水症状らしい。今年の夏は暑い(暑い)。野間宏「暗い絵」を読む。昼寝。夕方から何故かカレーを作らされる。昼寝の前に提出した原稿にミスが発覚し、夜に直す。ディスコード上のやり取りで、部誌の枚数調整で一枚欲しいからと、その場のノリで絵の依頼を受ける。日付が変わる頃に提出し、就寝。

 

8/6
8時過ぎに起きる。安部公房の短編を読む。太いハードカバー本にてがでない。野間宏「青年の環」第一章に手を出す。午後3時からオンラインのゼミに参加する。終わってからディラン・トマスの詩集が届く。暑い。夕飯はハンバーグ。食べた後に犬と散歩する。寝る前にお電話をして、安部公房の短編集を読み終える。密会や燃えつきた地図の好きな自分はどうも手応えのようなものを感じなかった。

 

8/7
8時前に起きる。「アンチ・オイディプス」第3章第5節を朝食の後に読む。スワンの恋をすこし読む。青年の環を読む。ミシェル・レリス「獣道」を読み終わる。「アンチ・オイディプス」の上巻を読み終える(河出文庫で読んでいた)一年近く前に読んだ時と比べ、理解はできた印象がある。